Noh Workshop Facilitator’s Course

英語で能楽と世界の架け橋になってくださる受講生を募集しています

Noh Workshop Facilitator’s Course  May 10, 2022 (Tue) –

8 session dates (6 online & 2 on site) + optional activities

We are looking for tour guides and interpreters/translators who are interested in learning how to introduce noh and expand their “repertoire.” This two-month training course will offer you a deep insight into Kyoto’s art, history and culture ingrained in noh. (Japanese language skills required).

能楽ワークショップファシリテーター講座

全8回(オンライン6回&現地2回)+ 任意参加の内容能楽を海外に向けて紹介する実践を通じて、活動の幅を広げたい通訳ガイドや通訳・翻訳者を募集しています。京都の歴史、芸術、文化に深く根差した能楽を通じて、その魅力を探る2ヶ月間の講座です。(授業は主に英語で行われます)

なぜ能楽なのか?

650年以上京都の歴史とともに育まれ、日本の芸術分野で多くの影響を与えてきた能楽を通して、京都の有形無形の文化への造詣が深められ、海外に向けて京都を紹介する時に役立ちます。

例えば、

・毎週末かならずどこかの能舞台で公演があり、寺社での年中行事を含め多くの観能機会に恵まれています。

・100名以上の能楽師が京都に拠点を置いて活動していますので、市内各地での様々なコラボレーションの可能性があります。

・西陣織、京扇子、京漆器など、舞台上で使われている すぐれた京都の伝統工芸品について学べます。

・有名社寺・名所のなかには、能の曲の舞台となった場所も多く、能をテーマにした観光にも活用できます。

・古典や伝説に基づいた物語も多いので、能を通して古典が身近になります。

<2か月間の短期集中講座>

5月10日~6月28日まで 毎週火曜日 9:30~12:30 定員8名

全8回 26400円* (4/10までのお申込みで「早割」 24000円)

内、6/14鞍馬口、6/18大原は現地研修につき10時~半日程度 

希望者は別途ツアー下見(6月中旬 大原)、能楽知識テスト(7/5 オンライン)に参加可能(無料)

講座の目的

通訳ガイド等の観光や異文化交流に関わるお仕事をされている方が、海外の方に能を伝える為に必要な能の基礎知識と解説表現を英語で学び、公演鑑賞や同行しての解説とお稽古体験やワークショップの司会兼通訳が出来るようになる事を目指します。一定の基準を満たした方には、今後当団体が主催するイベントや能をテーマにしたツアーで活躍できる機会を提供する予定です。

講座修了者特典:

・Discover Noh in Kyotoが主催するイベント参加費割引などの優待(受講中も適用)

・英語解説の業務をされる際、各演目の解説ポイント等の無料相談

・お稽古体験等の手配のお手伝い

Q.まだ一度しか能をみた事が無いのですが、受講できますか?

A.まずは講座終了までに3曲以上ご覧頂ければ大丈夫です(一般的な公演では一日に2~3曲上演されます)。能楽師が同席する場で活躍して頂く事を想定していますのでご安心ください。鑑賞経験が少なくてもこれから能楽堂に足を運び能について学ぶ意欲のある方であれば歓迎します。

授業内容 

Discover Noh in Kyotoが海外の方向けにデザインした英語ワークショップの内容を「能とは?」「装束」「面」「型・演出」「舞台」などの項目に分けて異文化交流の視点から分析し、英語での表現例を考察します。最終的には、能楽師同席のもと15~20分程度の解説と能楽師の通訳が出来るようになるのが目標です。

具体的にどのような内容について学ぶのか気になられる方は4月23日(土)大原でのお稽古体験(英語)に参加される事をおすすめします。ご家族やご友人と一緒のご参加も歓迎です。(推奨年齢は6歳以上ですが、「まだ早いかな?」というお子様も庭でご家族と待機して頂けます)

「英語-日本語以外の言語ペアの方へ」

英語で授業に参加できる方であれば英語以外の方も受講可能です。認定試験も希望の場合、採点に対応出来る言語は限られていますので、あらかじめお問い合わせください。

スケジュール

オンライン第1~6回、(5/10, 5/17, 5/24, 5/31, 6/7, 6/21) 

上記の各回共通:9:30~11:00「授業-前半」 11:30~~12:30「授業-後半」

 

「現地研修1(上京区・鞍馬口)」担当能楽師 河村晴久先生(観世流シテ方能楽師)

6/14(火)  10時~12時半か13時半~16時 2班に分かれて、お稽古体験をしながら、交代で受講生がファシリテーターの予行演習をします。

「現地研修2」担当能楽師 宮本茂樹先生(観世流シテ方能楽師)

6/28(火)  9時半~18時頃(応相談) 大原の宮本先生宅の舞台で実際のワークショップ参加者を対象に、二人一組で受講生が研修の成果を発揮します。通訳ガイドの受講生はツアーと組み合わせて実施します。

参加オプション(無料)

・希望者と日程調整のうえ、6月中旬に現地研修2のツアー部分準備のためのグループ下見を行います(要拝観料)。大原でのガイド経験の無い方はさらに単独での下見もされる事をおすすめします。

・7/5(火)に希望者の為に能楽知識テストとして、授業で習った内容の習熟度テストを行います。基準を満たす成績を修めた方は、「能楽ワークショップファシリテーター」と認定し、認定証を授与します。

講師

Julia Yamane アメリカ生まれ。京都市認定通訳ガイド。10代より能楽ファンとなり、1999年より観世流能楽師に師事。芸術文化・観光の分野で翻訳業務をする傍ら、主に若年層や海外の方向けの能楽普及活動の企画をする。英語講師歴10年以上。

プログラム監修:Diego Pellecchia イタリア生まれ。京都産業大学准教授。能が好きで、2012年に日本移住。能楽研究者であり、金剛流の師範でもある。2018年と2019年の通訳者向け講座を担当し、新講座も共同企画。

監修協力:

河村晴久(観世流シテ方能楽師)京都市生まれ。幼少より河村晴夫の指導を受け3歳にて初舞台。13世林喜右衛門師に師事。演能活動とともに能の歴史を研究。海外の多くの大学、美術館で講義、公演の文化交流を行う。海外での英語での授業、レクチャーデモンストレーションも多数。京都府文化賞功労賞を受賞。

宮本茂樹(観世流シテ方能楽)下関市生まれ。大原在住。幼少の頃より、観世流師範・宮本隆吉の指導を受け、4歳にて初舞台。1996年から大江又三郎師に師事し、2003年に独立。海外公演(カナダ、ロンドン)に参加。宮本施謡会を主宰しながら、各地でワークショップ等の活動に尽力。他分野の芸術家との交流も多い。

宇高竜成(金剛流シテ方能楽師)京都市生まれ。宇高通成の指導の元で3歳にて初舞台。金剛宗家に師事し独立。景雲会を主催するほか、自主公演も開催。国内外で数多くの舞台活動・ワークショップやコラボレーションなどを通じて幅広い層への能楽の普及に勤めている。

お申込み

オンライン受講に必要なもの

・パソコン等インターネットでZOOMミーティングに参加できる機材

・安定したインターネット接続環境(WifiよりもLANケーブルでの有線接続を推奨)

・マイク付きヘッドホン等、音声で授業に参加できる機材(USBによる有線接続を推奨)

通信環境が原因で授業に参加できなくなる事を避ける為、必ず開講前にZOOM等で通信と機材のテストをして下さい。

現地研修で必要なもの

・白足袋もしくは白靴下

・筆記具

申込方法

まず下記リンクより受講申し込みフォームをご記入ください。フォーム送信後1週間以内に指定の口座に受講料をお振込みください(恐れ入りますが、手数料はご負担ください)。入金確認時点で予約が確定されます。

受講料 26,400円 (4/10までの早期お申込みで 24,000円)

受講申し込みフォーム https://forms.gle/6purEELpNp56XsY1A

ご注意ください:

・現地研修の際の交通費・昼食代やオンライン受講の際の通信料・通信機器等に関する費用は受講生が自己負担してください。

・開講後、自己都合での受講キャンセルされた場合、受講料の返金はできません。

・最少受講生数は5名です開講2週間前までに5名以上の申し込みが無い場合は中止し、受講料を返金します。

・その他、やむを得ず上記の日程や内容を変更する場合があります。

*収益の一部は若年層への能楽普及活動に使用されます。Part of the profit will be used to organize accessible programs and discounts for students and young adults.

お問い合わせ:discover.noh.kyoto [at] gmail.com